ふんわりとぬくもりに包まれているように軽く、薄くてやわらかい表情がまるで霧のように美しいストールです。
希少な超長綿から紡がれる極細糸で織られた生地は、シルクをもしのぐといわれます。
ぜひその美しさ、軽さ、心地よさに触れてみてください。
蘇った幻の織物
17世紀半ばまで、インドにはムガール王朝が支援して世界の王侯貴族が愛した”ダッカモスリン”という絹織物をもしのぐ薄さの、霧のような美しい綿織物がありました。
朝霧が立ち込める夜明けの湿度の中でしか紡ぎだせないというその手技は世界中を魅了しました。
しかし、18世紀後半インドがイギリスの植民地となると、近代化の波にのまれ歴史の中に消えてしまいました。
以来、再現不可能とされた幻の綿織物ですが、本品の極細糸を企画設計した、地球にやさしく人にやさしいものづくりを目指す日本の紡績エンジニアによって、21世紀に蘇りました。
スビンゴールド
極めて希少な世界トップクラスの超長綿『スビンゴールド』を使用。
シルクのような光沢としっかりとした素材感が特徴で、使いこむほど肌にやさしくなじみ長くご愛用いただけます。
生成は綿本来のやわらかな色合いをいかしました。
ボタニカルダイ
植物の花や葉、茎、樹皮、実などからつくる染料を用いて、深みのある鮮やかな色を実現した新しい染色技術です。
ひとつの色の中に様々な色素を含み目にやさしい深みのある色をうみだします。
それぞれの素材から抽出した染料を使用し染めています。
◇120番手
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ヤグルマギク 日本では矢車菊(ヤグルマギク)、英名ではコーンフラワーと呼ばれています。
古代エジプトでは青い花が魔除けとされ、ツタンカーメン王の墓からも発見された由緒ある花です。 -
ローズ ドイツ語で「赤薔薇」を意味するローテ・ローズから抽出しました。
花の女王バラは、クレオパトラが愛した香りとして知られています。
実にはビタミンCが多く、花から取られる精油は心身の疲れを取り、気力を充実させるといわれています。 -
ハナモモ 桃の花を観賞用として改良され、その名でよばれています。
万葉集には桃の花を慈しむ歌があり、古くから愛されていたようです。
◇160番手
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ムラサキシキブ 和名は、優美な紫の実を源氏物語の作者、紫式部にたとえたとされており、花言葉は「上品」「聡明」とされています。英名は「Japanese beauty berry」。 -
備長炭 和歌山県産最高品質の紀州備長炭を使用しています。
備長炭の優れた吸着力などの機能から邪気を払うといわれています。 -
生成 染色はせず、綿本来のやさしい色合いをいかしています。
各 29,700円(税込)
【サイズ】 | 約100×200cm |
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【素材】 | 綿100% |